現在、サブマシンとして使用しているのはMicrosoftのSurface Pro 6です。おおむね不満はないのですが、唯一の不満点としては、膝上での使用が困難なところです。
構造上、フラップのようにスタンドを展開することから、設置スペースを取り、かつ通常のノートPCのように膝の上に置いて使用することが困難です。また気軽に持ち上げて移動させることも難しい(キーボードを含め両手で持つか、一度スタンド、キーボードを閉じて持つかになる)です。
現在の環境
主な機器の使用環境は以下の通りです。メインマシンはIntelの第6世代CPU(Skylake)と古いものになりますが、主な用途はブラウジングや写真等の保管になるため特に不便は感じていません。
- メインマシン(自作デスクトップ)
-
CPU Intel Core i3-6300 メモリ 8GB x 2 ストレージ1 Crutial CT250MX200(250GB) ストレージ2 Seagate ST2000DM(2TB) - サブマシン(Surface Pro 6)
-
CPU Intel Core i5-8250U メモリ 8GB ストレージ 256GB - モバイル端末
-
スマートフォン iPhone 11 Pro タブレット iPad mini 第5世代
現在の環境の前はMacbook Pro、Macbook Airを使用していたこともあり、M1チップ搭載の新しいMacbookの評価が非常に高く、なんとなくサブマシンの切り替えを行おうか・・・・と思案していたところです。
サブマシンの用途って?
現在のサブマシンであるSurface Pro 6ですが、主な使用用途は以下の通りです。
- ブラウジング(Chromeを使用)
- メールの閲覧(Outlookを使用)
- 動画視聴(YoutubeやPrime Video等の動画配信サービス)
- 書籍の閲覧(Kindle Unlimited)
- ブログ執筆(Wordpress、ネタ書きにNotionを使用)
- 画像のちょっとした編集
画像の編集については、iCloud経由でiPadのアプリ「Phonto」を使用することが多いです。Surface Pro 6で行うのは、画像のリサイズ(Caesiumを使用)くらいです。
モバイル端末はiPhone 3GSのころからずっとiPhoneを使用しており、今後もiPhoneを使用し続けると思います。iPhoneとの親和性を考えればMacbookを選択するのがベストということはわかっていますが、上記の用途であればChromebookでもよいのでは?頭をよぎってしまったわけです。
Chromoebookに置き換えた場合
それではサブマシンの用途について、Chromebookへ置き換えた場合にどのようになるのか考察してみたいと思います。
- ブラウジング
-
Chromebookでも当然Chromeは使用できること、またメインマシンでもChromeを使用しているため、開いているタブの同期も可能。使用感に差はないと思われます。
- メールの閲覧
-
使用しているしている主なメールは、GmailとiCloudメールになります。iCloudメールについてもGmailアプリで使用できることから、メールについても使用感に差はないかと思います(先日iPhoneのGmailアプリでiCloudメールを設定してみたのはこの確認のためです)。
IPhoneのGmailアプリでiCloudメールを設定する方法 ふと思い立って、現在使用しているiPhoneのGmailアプリでiCloudメールを使用できるようにしてみました。 現在使用しているiPhoneのキャリアはdocomoですが、キャリアメ…最悪の場合、いずれもブラウザから使用したり、ChromebookではAndroidアプリも使用可能(すべてのアプリの動作保証があるわけではありませんが)なため、Thunderbird等のメールアプリを使用する等、代替案は考えられます。
- 動画視聴
-
Youtube、Prime Video等、アプリがあるため問題はないと思います。最悪の場合、ブラウザでも使用可能です。
- 書籍の閲覧
-
Kindleアプリがあるため問題はないと思います。
- ブログ執筆
-
WordPressでの執筆は、現在もChromeを使用しているため、ブラウザが使用できれば問題ありません。また、記事の管理やネタ書きに「Notion」を使用しています。こちらについてもAndroidアプリがあること、ブラウザからも使用可能なため、問題ないとおもいます。
- 画像の編集
-
写真編集については、Androidアプリにも「Phonto」があること、画像のリサイズについては代替アプリ(Photo Editor等)で代用できそうです。
iPhoneで撮影した写真をよく使うのですが、こちらについてはiPhoneの写真アプリからGoogle Driveへ送ることができるため、ひと手間増えますが問題はないと考えられます。
2020.12.31 追記
Phontoアプリについては、インストールは可能でしたが、キーボードを接続した「クラムシェルUI」の場合、画面中央にスマホのような縦長画面が表示され、その中での動作となってしまいました。
キーボードを外した「タブレットUI」の場合、画面を縦にしたフルスクリーンで表示されますが、この状態での使用は想定していないため、ブラウザを使用した「Canva」で対応しました。
「Canva」へのショートカットを作成しておけばアプリのようなイメージで使用できるので、今回に限らず、まずブラウザで完結しないか確認し、どうしてもできない場合にアプリを検討するのが良いと思います。
懸念事項
Chromebookをサブ機として利用する場合、特に懸念となる点は私の用途の中では見当たりません(あくまでサブ機であり、メイン機としてWindowsPCがあるため)。
もしメインとして使う場合
- iTunesが使えない
- キーボードやマウス、プリンタ等の外部接続機器の動作保証
- クラウドストレージの利用量(無料で使用できるのが15GBまで)
あたりを考慮する必要があります。
Chromebookのサブ機としての実現性
現在の利用用とからすると、Chromebookをサブ機として利用することは十分に可能なのではないかと思います。OSのライセンス費用がなく、基本的にブラウザベース(アプリは除く)で動作するため比較的低スペックなPCでも動作するChromebookは、サブ機として最適なのではないでしょうか。
私は現在はローカルPC上にデータを保持していますが、今後はすべてクラウド上(GoogleであればGoogle One)にデータを保管しておき、いつでもどこでも同じ環境が使用できるのが当たり前の時代になるのかもしれません。
そんな時代にあった端末として、Chromebookを使ってみたい、そんな気になりました。